LEYTON HOUSE RACING TEAM PRESS INFORMAITON F3000タイヤテスト 鈴鹿サーキット 1990年11月1日 木曜日 タイヤテスト2日目、チームレイトンは関谷が昨日に引き続きセッティングデータ を収集する一方で、レイトンハウスのスポンサードを受け、今年イギリスF3シリー スにウエストサリー・レーシングから参戦していた田中実を本日のテストに招へいし た。 イギリスから帰国したばかりで、昨夜サーキット入りした田中は、入念なシート合 わせを行い、今日のセッション開始と同時にコースインした。レイトンハウス90B を知り尽くしていた関谷からのドライビングアドバイスもあり、田中は大きなトラブ ルもなく午前、午後のセッションの計6時間を走りきり、64ラップをコンプリート している。 関谷:「午後のセッションでギアボックスのトラブルが出てしまって、少しタイムロ スした。テストプログラムが全てこなせなくて残念だげど、方向性は確認できている。 明日、今日のロスを補いたいね。」 田中:「F3000に乗るのは今回が始めて。とにかくF3とはパワーの違いがすご いね。下のトルクが大きくて、ドライブが楽しい。それにチームのみんながピッタリ のシートを作ってくれたんでポジションからくる不具合もなかった。関谷さんのアド バイスもすごく参考になった。でもさすがに首にきましたね。今、F3000を体で 感じているところです。明日も頑張ります。」 タイムデータ 順 ドライバー 午前 午後 1 和田 孝夫 1分50秒10 22/32 1分46秒50# 49/54 QF 2 M.マルティニ 1分50秒10 19/26 1分47秒01# 30/33 QF 3 松本 恵二 1分50秒09 29/33 1分47秒32# 16/22 QF 4 G.リース 1分50秒60 38/39 1分47秒84# 15/22 QF 5 中谷 明彦 1分50秒07 31/38 1分48秒17# 43/46 6 片山 右京 1分49秒92 26/23 1分48秒55# 54/55 7 岡田 秀樹 1分51秒18 10/19 1分48秒60# 26/35 QF 8 R.チーバー 1分49秒50 16/24 1分48秒76# 16/27 9 星野 一義 1分49秒35 14/25 1分49秒18# 10/17 10 小河 等 1分49秒83 8/38 1分49秒59# 24/49 11 V.バイドラー 1分49秒65 19/27 1分49秒63# 29/36 12 中子 修 1分51秒39 18/24 1分49秒70# 34/36 13 高橋 国光 1分49秒72# 26/34 1分50秒60 2/ 7 14 長谷見昌弘 1分49秒95 32/35 1分49秒73# 33/33 15 黒沢 琢弥 1分49秒74# 13/16 1分51秒18 12/13 16 関谷 正徳 1分50秒66 9/25 1分50秒01# 27/30 17 M.S.サラ 1分51秒56 14/21 1分50秒24# 20/26 18 T.ダニエルソン 1分50秒60 28/35 1分50秒37# 28/39 19 J.クロスノフ 1分50秒45# 7/13 1分51秒32 5/ 6 20 鈴木 利男 1分51秒18 8/17 1分50秒69# 42/47 21 E.ベルタッジア 1分50秒95# 17/18 1分51秒32 36/39 22 茂木 和男 1分54秒48 14/14 1分52秒21# 20/45 23 田中 実 1分55秒84 12/27 1分53秒76# 34/37 ※ #はベストタイム 1990年11月2日 金曜日 テスト最終日の今日はの走行時間は、午前9時から正午までの3時間のみとなって いる。そのため各チームともセッション終了間際になると、次々と予選タイヤをトラ イし始め、タイムも最終的には1分45秒台が出るなど全体的にかなりタイムアップ されている。 チームレイトンの関谷正徳はセッション序盤に予選タイヤでタイムア タックし、1分46秒50というまずまずのタイムをマーク。その後はセッション終 了までレースセッティングに集中し、来る最終戦に向けておおむね良好なフィーリン グを得た。 一方、ニューカマーの田中実は、昨日に引き続いてF3000マシンに慣れるため に合計29ラップをこなし、最終ラップには1分51秒25をマークしてテストを終 えた。 関谷:「とりあえずテストは終わったけども、タイム的には昨日のトラブルを考えれ ばまずまずじゃないかな。あとは本番になっていかにセッティングを煮詰めるかだね。 」 田中:「今日はF3000のパワーにも、徐々に慣れてきた。でも、まだまだシフト チェンジやアクセルコントロールが甘いですよ。今回はチームのメカニックのみんな が良くしてくれたんで、全てテストはスムーズにいった。とてもいい経験になりまし たよ。でもF3000はさすがに体にきますね。」 タイムデータ 天候:晴れ 順 ドライバー タイム 1 星野 一義 1分45秒84 22/29 QF 2 V.バイドラー 1分46秒45 33/33 QF 3 関谷 正徳 1分46秒50 13/30 QF 4 和田 孝夫 1分46秒92 21/22 QF 5 中谷 明彦 1分46秒93 31/31 QF 6 片山 右京 1分47秒04 9/37 QF 7 R.チーバー 1分47秒39 33/33 8 J.クロスノフ 1分48秒29 33/35 9 長谷見昌弘 1分48秒49 7/ 7 10 鈴木 利男 1分48秒53 25/30 11 T.ダニエルソン 1分48秒74 19/19 12 E.ベルタッジア 1分48秒99 32/32 13 茂木 和男 1分49秒16 7/13 14 福山 英夫 1分49秒17 16/32 15 M.マルティニ 1分49秒41 21/24 16 小河 等 1分49秒46 12/13 17 G.リース 1分49秒74 8/18 18 高橋 国光 1分49秒98 9/15 19 黒沢 琢弥 1分50秒15 7/28 20 中子 修 1分50秒20 20/31 21 岡田 秀樹 1分50秒31 19/19 22 太田 哲也 1分50秒42 10/14 23 田中 実 1分51秒25 29/29 24 金石 勝智 1分51秒33 30/33 (タイムはレイトンハウス・レーシングチームによる非公式タイム) 提供:レイトン・インターナショナル