'92 JSPC第5戦 「全日本富士1000kmレース」情報 Vol.3 スタートのグリーンランプの点灯と共にスタートダッシュしたYHPニッサン R92CP のスターティングドライバー長谷見選手が、1コーナーでエッソトヨタを 捕らえ、1位に躍りでた。 そして2周目にはカルソニック・ニッサン R92CPが 同じくエッソトヨタをパスし、序盤から2台のニスモチームのマシンが積極的な レース展開を見せた。 やがてハイペースで飛ばしてきたキッツトヨタがトップに躍りでるが、キッツ トヨタはタイヤトラブルを抱えて後退、カルソニックがトップに立った。 ところがニッサンが支援しているプライベートチームのフロムエーが、5位を 走行中に最終コーナーでスピン、コースアウトしてクラッシュしてしまった。 このマシンを排除するためにペースカーがコースイン、15周目から19周目までレー ス走行が中断されてしまった。 その時点までトップのカルソニックは、2位の エッソトヨタに5秒以上のマージンを稼いでいたのにすべてが消えてしまった。 ペースカーがピットロードに退いてレースが再開され、YHPが2位に上がり ニスモチームの1-2フォーメーションが形成された。 すぐにNAマシンのト ヨタ TS010が2台をパスしていくが、このマシンはクラスが異なるCクラスのマ シンであり、N-C1クラスでは依然としてニスモチームがレースをリードした。 ☆ 星野選手のコメント すべては順調に進んでいる。 いつも通りにピットからの指示の通りにレースをしているだけだ。 NAマシンがパスしていったけれど、あのマシンはクラスが別だし気にしていない。 自分のペースを守ってレースをするだけ。 それにしてもペースカーが入ってそ れまでのマージンがパーになってしまった。 ペースカーがコースインしてきたとき追い抜きそうになってしまったが、ペナ ルティを受けたら大変と思ってすぐに後ろについた。 ちょっと良い子になりす ぎたかな。 ☆ 長谷見選手のコメント 自分のマシンは順調。 それにしてもNAは速い。 直線ではこちら(ターボ)のほうが速いけれどコー ナーでは全然NAが速い。特に100Rでは歯が立たない。 やはり、車重が軽い というのはコーナリングがしやすいということだね。 提供:日産自動車 * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (PBA00065) *