'92 JSPC第5戦 「全日本富士1000kmレース」情報 Vol.1 連続ポールポジション獲得ならず --------------- 全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権第5戦、全日本富士1000kmレース 大会の予選が10月3日(土)晴天の富士スピードウェイで行なわれた。 ニスモの2台、1号車のカルソニック・ニッサン R92CPと24号車YHPニッサン R92CPは、いつものように2回行われる予選セッションの1回目、午前中にタイム アタックを行なった。 今年の第2戦(5月)でカルソニック・ニッサンがすでに富士スピードウェイの スポーツカーによるコースレコードを樹立しているが、コンディションとしては空 気も冷え、路面温度が上がりすぎないため、タイムが更新しやすくなり、1号車は 星野一義選手、24号車は長谷見昌弘選手が各々タイムアタックした。 しかしタイムは、24号車が1分14秒183 、1号車が1分14秒293 と第2戦のコース レコード1分14秒088 を上回ることはできなかった。 今回の目標タイムは13秒を切って12秒台にまでタイムを伸ばしたかっただけに、 大いに不満の残る結果となってしまった。 1回目の予選順位では暫定的に1、2位となったが、ライバルが午後にタイムア タックすることが予測され、連続のポールポジション獲得は難しくなってしまった。 スケジュール通りに2回目には決勝に向けての最終チェックを行なったために、 タイムアタックは行なわず、最終的に2番手、3番手の決勝スターティンググリッド を獲得した。 また、日産が支援するプライベーターのフロムエー R91CKニッサンは5番手、そ してコクヨ・テイクワン・ニッサンは7番手から決勝をスタートすることとなった。 ☆ 水野和敏監督のコメント 完全にチームの作戦ミスでした。 コンディションからいってもマシンの仕上がり具合からいっても、コースレコード を樹立しなくてはならない状況だったのですが、14秒台しか出なかったのです。 固めのタイヤをチョイスして予選ブーストでコースインしたのですが、柔らかめ のタイヤをチョイスすべきだったでしょう。 ☆ 予選結果 -- 省略 -- 提供:日産自動車 * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (PBA00065) *