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JSPC-Rd.6:マツダ・インター富士1000km情報

MAZDASPEED INFORMATION
★予選リリース
インターチャレンジ富士1000kmレース 公式予選
マツダ787Bは、9位と11位
【公式予選結果】 参加台数16台
カーNo.201アンフィニ787B・マツダ    11位
                      ベストタイム:1分19秒401
カーNo.202レナウンチャージ・マツダ787B  9位
                      ベストタイム:1分18秒814
 10月5日午前中の富士スピードウェイは晴れ、コースはドライであったが、午後
から天候が崩れることが予想されたため、マツダスピードチームは午前中の第1回目
の予選タイムでタイムアタックを試みる予定であった。
 カーNo.201「アンフィニ787B・マツダ」は、まずJ.ハーバートが6周
してドライバークォリファイを受けた後、前日のテストまでに主にセッティングを担
当してきたM.S.サラがステアリングを握った。しかし、気温、路面温度がともに
高く、またコースに走る車両が多かったため、思うようにタイムアタックのセットアッ
プが定まらず、タイムアタックを午後に持ち越すことに決めた。ベストタイムは1分
19秒401。サラによると、エンジンフィーリング、ブレーキフィーリングはとも
に満足とのこと。午後は雲が多くなり降雨も心配されたが、2回目の予選開始時は、
幸いにもドライ。気温が下がってタイムアタックを行うには最適の状態であった。ハー
バートが決勝用のセットアップを確認した後、サラがタイムアタックを行うには最適
の状態であった。ハーバートが決勝用のセットアップを確認した後、サラがタイムア
タックする予定であったが、予選開始15分後、ハーバートがドライブ中にストレー
トで突然フロントタイヤがバースト。フロントノーズを破損し、コースサイドに停車
した。ダメージはノーズだけで、決勝レースには支障ない模様。しかし、タイムアタッ
クは断念せざるを得なかった
 カーNo.202「レナウンチャージ・マツダ787B」は、1回目の予選では従
野が先にクォリファイを受け、D.ケネディーにバトンタッチ。予選用のセッティン
グを確認した後、タイムアタックに臨んだ。この時は、コースもクリアだったので、
チームは自己最速の1分18秒814を記録することができた。従って午後は、タイ
ムアタックを行わず、ケネディー中心に決勝レースのセッティングでの確認走行に終
始した。2回目の予選におけるベストタイムは、1分20秒940であった。
 前々日のタイムから公式予選までの間、戦闘力を増した2台のマツダ787Bは期
待通りのタイムを出しており、決勝レースを待つばかりとなった。燃費も好結果であっ
た。
★決勝レース・リリース
インターチャレンジ富士1000kmレース レース結果
ケネディー、従野が3位で表彰台に
サラ、ハーバート組も4位入賞
【公式レース結果】 参加台数16台 完走台数:8台 周回数:165周
カーNo.201アンフィニ787B・マツダ    4位 周回数:158周
カーNo.202レナウンチャージ・マツダ787B 3位 周回数:161周
 決勝レース日となった6日朝の富士スピードウェイは、悪天候と予想されたが、明
るい陽が差し込む暖かい朝であった。レーススタートに先立ち、ルマン総合優勝を果
たしたカーNo.55レナウンチャージ・マツダ787Bがデモンストレーション走
行を行った。J.ハーバートは富士スピードウェイのストレートをヘッドライトを点
灯して走行。永久保存を前に、ファンに最後の走行シーンを披露した。
 10:20からのウォームアップ走行時間から雨が降り出し、11:13の決勝レー
ススタート時にはコースはすっかりウェットとなった。2台のマツダ787Bは、ロー
リングスタート直後の上位陣のスピンに巻き込まれることなく好スタートをきった。
ケネディーの乗るカーNo.202は8位のポジションから上位陣を追撃した。12
周目にカーNo.18のジャガーを抜き、19周目には不調のカーNo.38トヨタ
をパス。雨が上がりコースがドライになってからは、さらにカーNo.25ニッサン
を抜いて、34周目の1回目のピットイン時は5位に浮上した。
 一方、サラがスタートしたカーNo.201は、スタート2周目のダンロップコー
ナーでスピン。ポジションを10位から13位に落としたが、コースがドライになる
に従って次々にポジションアップ。32周目には9位となった。スリックタイヤに交
換し、ハーバートはトップグループと同様に1分22秒台で追い上げた。41周目に
はカーNo.7ポルシェを抜いて7位となり、さらに6位のジャガーに迫った。しか
し、42周目のヘアピンでジャガーを捕らえ、インからパスしようとした際、スピン
状態となりジャガーをヒットして停止。フロントノーズを破損したためピットインし、
ノーズを交換した。しかし、エンジン始動不良を起こし、バッテリー交換などに時間
を費やして順位を10位まで落とした。
 1時間50分が経過し、再び雨が降り出した。そして、100R手前でコースアウ
トした車両を排除するためペースカーラップとなった。7周後に解除されたが、再ス
タートの際ストレートでスピンしコースアウトした車両を排除するため、再びペース
カーがコースに出ていった。上位車が次々に脱落したため、カーNo.201は4位、
カーNo.202も5位となり、雨のレース中盤の周回を重ねた。中盤以降は降雨が
激しくなり、また、深い霧がコースを覆うようになった。2台のマツダ787Bは、
ミスなくかつ上位車との差を開けることなく力強く走行。しかし、4時間経過後には
天候がさらに悪化し、224周のレースは168周に短縮されることになった。そし
て、ペースカーラップの際反則行為により先行したカーNo.100ポルシェが、ペ
ナルティーを課せられ、2台のマツダ787Bが3位、4位に繰り上がった。その後、
165周目にコースでアクシデントが発生してレースは中断。そのままレース終了が
宣言され、カーNO.202「レナウンチャージ・マツダ787B」は3位、カーN
o.201「アンフィニ787B・マツダ」が4位となった。そしてケネディー、従
野の2名が表彰台に登った。
  提供:マツダスピード


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