《富士 1000km レース リポート》 10月 6日:富士スピードウェイ 雨のなかスタートを切った「インターチャレンヂ富士1000kmレース」は、スピン、 クラッシュの相次ぐ波乱のレースとなった。 まずローリングスタートの切られたストレートで、 #37エッソ・トヨタがスピンし、 ガードレールにクラッシュし、レースを闘う以前に早々に姿を消してしまった。 10周過ぎから天候が回復しドライ路面となったが、19周目 #38デンソー・トヨタが スピン、サスペンション・トラブルによりピットでリタイヤとなる。 こうして、序盤でトヨタ勢は #36ミノルタ1台のみとなった。 この時点でトップは #23カルソニック・ニッサン、続いて #36ミノルタ、#27 フロムA #1YHP。 その後、ペースの速い23、36がトップを争い、27、 1が1周遅れで3位を争うという 展開が続く。 75周目、#1が再度降りだした雨に足をすくわれクラッシュ! これで6周に渡ってペースカーが入ることとなる。 そしてペースカー・ランが終わった再スタートで、今度は #27がスピン、 #37と同じ ようなクラッシュでリタイヤ。 その後は23が、36を徐々に引き離してはクラッシュ車の排除、霧のためにペースカー が入り、その差が縮まるという繰り返し。 これが4度続く。 途中、「レースは168周 (75%)で終了」と主催者から発表されたが、その直前で #18ジャガーがクラッシュ。 赤旗により、165周終了時点でレースは終了。 最後は雨・霧の最悪のコンディションの中、チェッカー。 なお、3位でチェッカーを受けた#100ニッセキ・ポルシェだったが、ペースカーラン 時、ピット出口の赤信号を無視したこと、およびペースカーラン解除後の再スタートで コントロールラインを過ぎる前に前車を抜いたことに対し、それぞれ5周・1周、計 6周のペナルティ。 この結果、#202マツダが3位の表彰台へ。 優勝クルーは再三のペースカーランにより、リードをフイにされたこと、またレース フル成立の168周目前で終了、ポイントが半分となったことで、やや怒っていた。 この結果、シリーズ・チャンピオン決定は最終戦の菅生に持ち越すこととなった。