◎レナウン・マツダMX-R01は8位完走 7月26日(日)、全日本500マイルレースの決勝レースが行なわれた。この日 の富士スピードウェイは、朝から快晴で、気温は最高34度C、路面温度は50度C を越えた。炎天下、1周のローリングラップの後、12:18に9台のマシンが179周 のレースをスタートした。 カーNo.5レナウン・マツダMX-R01のスタートドライバーをつとめたのは従野。 8番グリッドからスタートし、スタート直前に2台の上位車が接触し順位を下げ たため、1周目は6位でグランドスタンド前を通過した。朝8:25から30分間行な われたフリー走行では、決勝仕様で1'21"台のタイムを出していたが、フリー走 行後急上昇した気温と湿度の影響か、決勝レーススタート後は1'22"台で周回。 6周目に、一時後退していたターボ車に先行を許してしまった。ラップタイムが 不安定な6位との差を毎週少しずつ詰め、31周目に給油のため行なった最初のピ ットイン時には、最大8秒あった差を4秒まで縮めた。しかし、ピットアウトの 際に、クールスーツ(レーシングスーツの内部を冷却する装置)の接続などに手 間取り、タイムを約30秒ロス。46周目には、さらに後続のターボ車に7位を譲っ た。 8位のまま終盤を迎え、気温が下がった130周目以降は、続けてベストラップ タイムを更新したが、ゴール寸前の169周目に突然エンジンから異音が発生。エ ンジンブローを避けるためにペースダウンし、8位でチェッカーを受けた。 ◇従野孝司のコメント 「NA(自然吸気)エンジン車は、高い気温と湿気が大きなマイナスになる。こ の天気では、良いタイムは望めない。その証拠に、気温が3~4度下がったら、 すぐに1秒タイムアップしたでしょ。最後は、エンジンが突然不調になった。秋 のレースに期待してください」 ◇寺田陽次朗のコメント 「車は確実に速くなっている。ダウンフォースは充分にあるし、ターンインもク イックだが、今一つグリップしない。まだ、課題が残っているようだ。中盤以降 クールスーツが故障したので、コックピットはたまらなく暑かったよ」 ◇ピットリポート 1回目 12h59'13" - 13h01'17" 30周 7位 従野~寺田 タイヤ交換、燃料補給 2回目 13h43'38"-13h45'20" 60周 8位 寺田~従野 タイヤ交換、燃料補給 3回目 14h30'01"-14h31'45" 92周 7位 従野~寺田 タイヤ交換、燃料補給 4回目 15h13'50"-14h15'48" 122周 7位 寺田~従野 タイヤ交換、燃料補給 5回目 16h00'37"-16h01'55" 154周 8位 従野~寺田 タイヤ交換、燃料補給 ◇レース結果 カーNo.5 レナウン・マツダMX-R01(従野孝司/寺田陽次朗) 予選結果:8位 ベストラップタイム:1’19”365 決勝結果:8位 173周/179周 ベストラップタイム:1’21”448/163周目 ◇レース総合結果 (省略) 提供:マツダスピード