LEYTON HOUSE RACING TEAM PRESS INFORMATION 全日本F3000選手権シリーズ 第4戦 鈴鹿フォーミュラジャパン 1990年5月27日 日曜日 鈴鹿サーキット 決勝レース 金曜日より晴天に恵まれた鈴鹿サーキットは決勝日も強い日差しが降り注ぐ1日と なった。気温もスタート時は26度C、路面温度は38度Cまで上昇。関谷正徳、ク リスチャン・ダナーともにミディアムタイヤを装着。そして午後2時30分に決勝レー スがスタートした。 ダナーは後方からのレースを強いられたうえに、スタートに失敗。最後尾まで落ち てしまう。その後ポジション挽回を図るが、旧型シャシーということもあり前回の西 日本のような追い上げを最後まで見せることはできなかった。残り周回数10週ほど になった時に、シケインの立ち上がりでスピンしてしまうが、大事には至らず。15 位完走という結果に終わった。 関谷はレースが始まると予選順位の中団に埋もれることなく、周回を重ねるごとに ポジションをあげてカウントダウン式の追い上げを見せた。しかし中子選手を追いか けていた10周目に、S字コーナーで痛恨のスピン。コースアウトしてしまい、リタ イアに終わってしまった。 岡田秀樹は上位陣のスピン、リタイアが続出するなか、自分のペースを守り、1分 54秒台で周回、7位でフィニッシュした。 ダナー: 「車をコース上で走らせるのがやっとだったが、なんとか完走しようと頑張った。今 日は89Bだったが、次回までに再び90Bの開発と熟成を進めて、次のレースでは 成果を残したい。まだやることはあると思うが、気持ちはこれまでと変わらない。積 極的にいくだけだ。このシリーズでもいい成績を収めるためにもね」 関谷: 「今回は予選が全てだった。精神的な焦りもあったと思う。中子選手を追い過ぎてス ピンしてしまったが、タイム的には上位陣とほとんど変わらないところまで来ている し、次のレースではそれを結果に結び付けなくちゃ」 提供:レイトン・インターナショナル