JSPC

JSPC-Rd1:鈴鹿500km決勝レースリポート(2)

 レースは中盤は波乱なし。全車、スピンなどもなく快調に走行を続けた。
 問題になるのは最後の給油のタイミング。まず一足先に#27フロムエー・ニッ
サンが57周を終了したところでピットイン。最後の給油をすませ、ドライバーも
バイドラーに交代。この時点で#24YHPニッサンがトップ、#99トラスト・ト
ヨタが2位。しかし、この2台は、最後の給油がまだ。YHPニッサンは、序盤
でインターメディウムからスリックに交換した後、次の給油は48周終了後。ここ
で給油、そしてドライバーがクロスノフに交代されている。最後の給油を終了し
たときに、#27フロムエー・ニッサンの前に出られるかどうかが最後の勝負のポ
イントとなりそうだ。
 60周目、#39キッズ・トヨタがピットインしようとしてフロントカウルをパイ
ロンにヒット。このカウルの交換作業も行なわれることになった。
 67周を終了し、#24・YHPニッサンが最後の給油に。ドライバーはそのまま
クロスノフ。給油とタイヤ交換をしてピットアウト。YHPニッサンが第1コー
ナーに入ったとき、#27・フロムエー・ニッサンがシケインから立ち上がった。
トップは#99トラスト・トヨタだが、こちらはまだ最後の給油が残っている。
 70周目を終了して#99トラスト・トヨタがピットイン。これでYHPニッサン
がトップ、フロムエー・ニッサンが2位に。そのタイム差は約25秒。クロスノフ
が逃げ、バイドラーが追う。ラップタイムはYHPニッサンの方がわずかに早い。
 76周終了(残り10周)現在の順位:
 1 24 YHPニッサン     76周
 2 27 フロムエー・ニッサン  76  -  24.382
 3 36 エッソ・トヨタ     76
 4 99 トラスト・トヨタ    76
 5 39 キッズ・トヨタ     76
 6 61 コクヨ・ニッサン    75
 7 5 レナウン・マツダ    73
 8 230 トライデント・マツダ  68
 9 1 カルソニック・ニッサン 57
 終盤に入り、燃費の関係からかYHPニッサンのペースが少し落ち始めた。こ
れはピットから指示によるものだろう。
 YHPニッサンは、さらにペースを落とし、86周目、トップでゴールしたとき
は、2位のフロムエー・ニッサンとの差は7.124秒に縮まっていた。
 序盤の19周あたりでタイヤ交換したYHPニッサン。ウェット用インターミデ
ィアムを27周目までもたせたために、コースが乾いてきた後、タイムを落とした
フロムエー・ニッサン。この序盤の判断の差がレースの行方に影響を与えたよう
だ。
 優勝はYHPニッサン、2位にフロムエー・ニッサン、3位にトラスト・トヨ
タとなった。
  すがやみつる(SDI00104)


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