COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 全日本F3000選手権第1戦 決勝 マシン・バランスに苦しみ、8位に終わる  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1992年3月8日 鈴鹿サーキット 観客:53,000人 天気:晴 コース:ドライ 気温:12゚C 路面:23゚C 1992年全日本F3000選手権第1戦の決勝レースが3月8日、鈴鹿サーキットで開 催された。この決勝レースで、COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのエディ・アーバイ ンは、オーバーステアで苦しみながらも、後方からのプレッシャーにも耐えてポジ ションをキープし、他車の脱落もあって8位でゴールした。 朝のプラクティスでは、2種類の決勝用タイヤをテストした。始めに試したタイ ヤはソフト過ぎたため、途中でハードのタイヤに替えて再度走行した。プラクティ スの終了5分前にテグナーの2つめで、バランスを崩しコースアウトしたが、マシ ンにはダメージはなかった。 決勝レースは、スタートでエンジンを止めてしまったマシンがいたため、1周減 の34周で戦われた。再スタートで、アーバインはうまいスタートを切って、1コー ナーを10番手で抜けた。しかし、2周ほどでタイヤのグリップが落ちだして、オー バーステアの状態になり、思うようにペースが上がらなかった。アーバインの直後 につけたM.アピチェラ、J.クロスノフ両選手からきびしいプレッシャーを受ける が、巧みにマシンを操ってポジションをキープした。終盤は、後方の選手を徐々に 引き離し、10番手のポジションを確保。最終ラップに、鈴木利男選手と中谷明彦選 手がシケインで接触、リタイアしたことによって、順位を2つ上げて8位でゴール した。 ◆アーバイン選手のコメント 最初の2周は良かったんだけど、あとはオーバーステアになってしまって 何もできなかったよ。まったく不完全燃焼だな。次のレースにこの分もつ ぎ込むよ。 ◆チーム監督のコメント タイヤとマシンのバランスがうまくとれない状態でした。同じメーカーの タイヤを使うチームでトップだったのですけれど。次のレースからは、規 則の変更で、全チームが92年型のマシンになります。どこも同じ条件とな るわけですから、今度こそは上位に食い込んでいきますよ。 ◆記録 No.11 エディ・アーバイン コスモオイル ローラT91無限 DL 決勝 8位 34周 タイム:1:03'18.482 ベストラップ:1'50.593 提供:コスモ石油レーシング事務局