●カワイ・スチール、プロミス&レイナード、92年体制発表! 2月10日、カワイスチール・レーシングチームとプロミス&レイナード・レー シングチームが、相次いで1992年度のチーム体制発表を行なった。 カワイスチール・レーシングチームは、昨年同様にドライバーはボルカー・ワ イドラー、マシンはローラT92/50、エンジンは無限、タイヤはブリヂストンと なる。メインテナンス・ガレージはローラの輸入代理店でもあるノバ。ローラの 92年型マシンは、フロント部の手直しとかでデリバリーが遅れており、開幕には 91年型マシンで臨むところが多くなりそうとのことだ。 一方のプロミス&レイナード・レーシングチームは、こちらも昨年同様に、ド ライバーはロス・チーバー、マシンはレイナード92D、エンジンは無限、タイヤ はブリヂストンとなる。ガレージはレイナードの輸入元のチーム・ルマン。こち らはすでにシャシーナンバー1のマシンが到着しており、1月末にオートポリス でシェイクダウンテストを行なっている。 今年からFISAのF3000規定が変わり、新型のレイナードはダウンフォース が減少しているとのこと。ロス・チーバーによれば、昨年型は、スローコーナー の操縦性に難があったが、今年の型はそれも解決されているが、ダウンフォース が減少していることから、高速コーナーがつらくなるだろうとのことだ。全日本 選手権のルールでは、第1戦は昨年型のマシンも使用可能なことから、92年型マ シンを使うレイナードはきびしくなるかもしれないが、それ以降は、早く開発に かかった分だけ、ローラ勢よりも有利な展開になるのではないかと語っていた。 「今年で日本でのレースは6年目になるが、F1への参加も考えているので、日 本でのレースは、今年で最後になる予定。昨年は、優勝かリタイアかというシー ズンだったので、今年は大事にポイントを積み重ねて、チャンピオンをとるつも りだ」と、チーバーは語っていた。 RIJ-すがやみつる(FMOTOR4 Group Manager SDI00104)