PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第1戦 決勝 レポート

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プレスインフォメーション 2014年4月05日 

 
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第1戦を、岡山国際サーキット(岡山県)」にて2014年4月5日(土)に開催いたしました。

 

PCCJ2014-Rd.1(Okayama)RaceFinal
PCCJ2014-第1戦(岡山)決勝
天候:曇りのち雨 路面:ドライ〜セミウェット 気温:10℃ 路面温度:14℃(スタート時)

 

4月5日(土)、岡山国際サーキット(岡山県)において、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2014の決勝レース第1戦が、午前中の予選に続いて開催された。4時間あまりのインターバルには一時強く陽も差したが、スタート進行が近づくにつれて再び灰色の雲がサーキットの上空に。予選とほぼ同じようなコンディションの中、色とりどりのマシンがスターティンググリッドに向かっていった。

 

グリッドの先頭、ポールポジションに着くのは、レコードタイムも更新した#11 山野直也。その脇にルーキーの#14 元嶋佑弥が並び、2列目には#12 小河諒と#19 永井宏明、そして3列目には#78 近藤翼、ジェントルマンクラストップの#25 神取彦一郎が並んだ。

 

スタートを誰より決めたのは#14 元嶋で、出遅れてしまったのが#11 山野と#12 小河。1コーナーには#14 元嶋がトップで飛び込み、これに続いたのは#11 山野、#78 近藤、#12 小河。そして、その直後に中団で接触があり、ダメージを負った車両から液体が漏れ、2コーナーからアトウッドコーナーまでを汚してしまう。

 

オープニングラップを終えて、#14 元嶋と#11 山野の差はわずかコンマ5秒。#78 近藤と#12 小河も離れず続き、そのまま激しいバトルが続くと思われたが、その予想はあっという間に覆されてしまう。2コーナーで#14 元嶋がクラッシュを喫し、さらに#78 近藤と#12 小河もコースアウト。後続にもコースアウトが相次いだことから、赤旗が出されてレースは中断される。

 

レースはセーフティカー(SC)スタートで、残り8周のトータル10周で仕切り直されることになった。SCの先導は2周行われ、実質6周での戦いに。再スタートを完璧に決めた#11 山野は、1周戻ってくると2番手に浮上していた#32 飯田太陽にすら1秒5の差をつけていた。これに続く3番手はジェントルマンクラストップの#7 星野敏ながら、6周目に#19 永井、#25 神取、#12 小河に相次いでかわされた後、タイヤを交換するためピットに向かう。

 

7周目のアトウッドコーナーでは、#12 小河が#19 永井をかわして3番手に浮上。その間にも、トップの#11 山野は淡々と逃げていく。その頃から雨が降り出すも、#12 小河はファステストラップを連発し、一気に#32 飯田との差も詰めていった。また、9周目にはピットスタートを強いられていた#78 近藤も6番手に浮上する。最後のハイライトは、ゴール直前のストレート。#12 小河が#32 飯田に並びかけるも、あと一歩のところで前に出られず。「チェッカーが見えてホッとした」と語る飯田ながら、2位は自己最上位。「大事に、冷静に走ったのがよかったんでしょうね」と安堵の表情で語った。

 

その#32 飯田より約8秒早くチェッカーを受けたのが、もちろん最後まで危なげない走りを見せ続けた山野。「最初のスタートはうまくいきませんでしたが、次のスタートは完璧に決まりました。2周目の2コーナーは黄旗も出ていて、すごく滑りやすくなっていたので、僕はすごく慎重に入っていったので何とかトップに立つことができました。PCCJはリタイアが禁物で、全戦有効で2レースのときも多いから、最初のレースでクルマを壊したら、次のレースに出られなくて取り返しのつかないことになりますからね。だから、まず1勝! いい開幕レースになりました」と笑顔を見せていた。

 

3位は#12 小河が獲得し、4位は#19 永井。そして、続く5位はジェントルマンクラスで初優勝を飾った、予選9番手の#21 高田匠だった。再スタート時には8番手で、6周目にはふたつポジションをアップ。7周目には#25 神取をかわしてクラストップに浮上していた。「最後は執念でした。神取さんは熟練だから絶対寄せたりして来ないだろうと、並んでからは絶対譲らないぞと思って走りました。先生の佐々木孝太さんから『まず1勝を』と言われていたので、さっそく勝てて最高に嬉しいです」と#21 高田。クラス2位は#18 大久保仁が獲得した。

 

PCCJ第2戦は4月6日(日)に、10時30分から15周によって競われる予定となっている。今シーズンからの予選システムの変更により、予選セカンドタイム順にグリッドが形成され、ポールポジションからのスタートは引き続き#11山野とあって、連勝の期待もかかる。チームメイトの#12 小河ともにフロントローを独占していることもあり、ワンツーフィニッシュとて決して夢ではないはずだ。第2戦では、再び熱いバトルが繰り広げられることが期待される。

 

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第1戦 決勝結果

 

Pos. Car# Driver Class Car Name Lap Time
1 山野 直也 11 O チーム ケータッチ ポルシェ 10 41'16.664
2 飯田 太陽 32 O KRMケーズフロンティア991 10 41'24.657
3 小河 諒 12 O チーム ケータッチ ポルシェ 10 41'24.805
4 永井 宏明 19 O ナインレーシング 10 41'29.181
5 高田 匠 21 G PCJTakumiRacing 10 41'30.935
6 近藤 翼 78 O スカイ レーシング 10 41'40.786
7 大久保 仁 18 G ForceRacing 10 41'51.320
8 江本 玄 3 G アキラレーシングウィズサムライ 10 42'21.130
9 神取 彦一郎 25 G 25レーシングXチームサムライ 9 40'08.837
10 鈴木 篤 73 G SRレーサリンクGT3 9 42'04.667
------- 以上完走 -------
星野 敏 7 G D'stationHAIGT3 8 41'21.586
元嶋 佑弥 14 O GARMIN PORSCHE 1 1'41.183
剛 覇矢人 24 G みきゃん MP-GT3 1 1'46.652
Paul IP 51 G KCMG 1 1'53.706
武井 真司 9 G BINGO SPORTS 0
TETSUO OGINO 33 G PCJケーズフロンティア991 出走せず

 

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

 



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