TEAM CERUMO RACE REPORT 1997年度全日本選手権フォーミュラニッポン 第7戦 セントラルパークMINEサーキット(山口県) 9月14日(日)天候:曇り コンディション:ドライ 観客動員:41,000人(主催者発表) 決勝レース:14:00~(62Laps) ゼッケン11 光貞秀俊 LOLA T96-52 1:19'14.043 3位 スタート直前、それまで泣き出しそうだった空からぽつりぽつりと雨 が落ちてきた。その雨はフォーメーションラップが始まる頃にはかなり 路面を濡らしており、各チームのタイヤ選択がレースのキーとなる。心 配したとおりフォーメーションラップ中にスピンする車両があり、レー スは赤旗にて中断。さらに決勝レースのスタートはペースカー先導によ るローリングスタートの形式が採られた。 我々チームセルモはスリックタイヤを選択。序盤は我慢し、中盤以降 に勝負を賭ける作戦だ。路面が濡れている序盤は10番手スタートから18 番手まで後退するが、作戦通り8周目には5番手まで順位を回復。前を 行く#35アピチェラを追う。 35周目の1コーナーでアピチェラのインに飛び込み3位浮上。次の周 回には2位を走行していた#18ファーマンがリタイヤしたため2位に浮上。 その後3位の#9デ・ラ・ロサの強烈な追い上げにあうが、なんとかしの ぎながら2位をキープ。ところがレースも終盤の56周目の最終コーナー で痛恨のブレーキミス。フロントブレーキをロックさせてしまったため にデ・ラ・ロサに抜かれてしまう。結局3位のままチェッカーフラッグ を受けた。 レースの結果は、7番手グリッドからスタートした#1フォンタナがス タートでスリックタイヤの賭けに出て4位以下を周回遅れにし、2位に も50秒以上の大差をつけて優勝。2位には、途中タイヤ交換のピットイ ンをしながら追い上げた#9デ・ラ・ロサが、3位には我々チームセルモ の#11光貞秀俊が各々入った。 今日のレースの結果により#9デ・ラ・ロサが今シーズンの獲得ポイン トを56とし、残り3戦を残しながらチャンピオンを獲得した。 また、我々チームセルモの光貞は今回の3位によって選手権順位を単 独3位とした。 チーム代表 佐藤正幸 『今日のレースは2位でフィニッシュしなければならないレース。光貞 は良い方向には来ているのだけれど今一歩今の現状から一皮剥けて欲し い。そうなればもっと良いドライバーになれるのだから。』 光貞秀俊 『今日のレースは2位にならなければいけないレース。それを自分のミ スで順位を落としてしまい、自分で自分に腹が立ちます。結果は3位で すがチームのスタッフ、スポンサー、それから応援してくれているみん なに謝らなければならない気持ちです。次回のもてぎは何がなんでも頑 張って今日の悔しさを挽回するので応援してください。』 資料提供:株式会社 セルモ