スーパー耐久

スーパー耐久:岡山ラウンドで初優勝を達成! (吉本 大樹)

 

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【Hiroki Yoshimoto Race Report 2012】
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2012.8.25-26
Super Taikyu Series Round_4_okayama
PETRONAS TWS GS350
【Result】
8.25 Qualify : 4 th 3'23"530 (1'41"576・吉本大樹/1'41"954・佐藤晋也選手)
8.26 FINAL : 1 st

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12' Super Taikyu Series Round_4
2012.8.25-26
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【公式予選】 天候:晴 | コース:ドライ
スポーツランドSUGOで開催されたシリーズ第3戦から3か月余。しばらくのインターバルを挟み行われる格好となった第4戦が岡山国際サーキットを舞台に、8月25-26日に開催された。
岡山国際サーキットの特徴は何といっても典型的なテクニカルコースであること。高速コーナーから低速コーナーまでがバランス良くレイアウトされており、マシンの成熟度とドライバーの腕が試される事となる。OTGモータースポーツのPETRONAS TWS GS350は、開幕戦こそDNFに終わったものの、その後の第2戦、第3戦は連続して3位表彰台を獲得。8月には鈴鹿でのテストも行いマシンも進化、さらに前日の練習走行では新しい仕様でのセットアップを煮詰めてきており、当然ここ岡山での初優勝を狙い初日のセッションに挑む事となった。
迎えた初日の公式予選。Aドライバー予選でマシンに乗り込んだのは吉本大樹。するとその吉本はこのセッションでマシンのポテンシャルが大幅にアップされてきた事を証明して見せる。これまでは予選トップのマシンからは1秒以上遅れる展開が続いていたが、何とこのセッションで吉本がマークしたタイムはトップから0.7秒差となる1'41"576。3番手に着けマシンをBドライバー予選の佐藤選手へと託していく。するとその佐藤選手も1分41秒台となる1'41"954をマーク。合算タイムでは4番手に食い込み、今季のベストグリッドを獲得する事に成功。「低速コーナーでマシンが暴れる症状はあるけど、マシンバランスはこれまでで最高。クラストップから1秒以内は凄い進歩。事前の鈴鹿テストがかなり効いてます。これまで「一発」のタイムが出せなかったけど、そこが出る様になった。Bドラ予選、Cドラ予選(脇阪選手が出走した)でも良い方向に進める事が出来たので、明日の決勝はかなりポジティブ(吉本大樹)」と、今季初優勝を虎視眈々狙い、この日のセッションを終了する事となった。

【決勝】 天候:晴 | コース:ドライ
まもなく9月を迎える時期とは思えないほどの暑さに見舞われた決勝日の岡山国際サーキット。2012年スーパー耐久シリーズ第4戦の決勝は、ドライバーにもマシンにも厳しい条件が揃う中、定刻通りの午後1時20分にフォーメーションラップが始まった。
このスタートでPETRONAS TWS GS350のステアリングを握ったのは吉本大樹。作戦ではここで吉本がロングスティントを担当、その後の展開に合わせ佐藤選手、脇阪選手へと繋ごうというもの。ところが綺麗に切られたと思われたスタート直後、その思惑とは全く異なる展開が待っていた。なんと裏ストレートで岡部自動車メーカーズZ34とOiive SPA+KOTA RACING NSXが接触。これにGPO+KOTA RACING S2000も巻き込まれ、この3台のマシンがコース脇にストップ。このマシンを回収する為コース上にはセーフティカー(SC)が入ることに。
ここで迷わず作戦をフレキシブルに変更したのはOTGモータースポーツ。すぐさま吉本をピットに呼び戻し、ここで佐藤選手とドライバー交代。今回のレースで義務付けられている2回のピットストップのうち1回を消化、5周に及んだSCラン明けのレースリスタートが切られると、佐藤選手は素晴らしいペースで周回を重ね、他車がまず一回目のルーティーンのピットストップを終えた段階でトップ浮上する事に成功。その後56周目に最終スティントの脇阪選手へとステアリングを託していく。

PETRONAS TWS GS350はこのピットストップの間にassetテクノZ33の先行を許したものの、同マシンはまだもう1回のピットストップを残しており、87周目には難なく再びトップに浮上する事に成功。すると脇阪選手はその後もそのポジションを危なげなくキープ。「1回目のピットストップも、その後の二人のペースも戦略も、全てが99.9%完璧だった(吉本大樹)」と最後まで危なげのない周回を重ね、最後はOTGの大応援団が見守る中トップでチェッカーを受け、遂に、待ちに待った初優勝を飾ることとなった。
次戦はWTCC併催のシリーズ第5戦。このラウンドは2回のスプリントレースで争われるが、このラウンドでのPETRONAS TWS GS350今季2勝目はなるか。その活躍に期待が高まる。

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【吉本大樹コメント】
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事前に行った鈴鹿でのテスト、そしてそのテストから岡山までに色々と間に合わせてくれたメカニックやスタッフのおかげでかなり進歩したGS350で週末を迎えることができました。
我々のGS350はこれまで決勝でのペースの良さは証明してきましたが、予選でのタイムには伸び悩んでいました。が、これまでの成果もあり、少しですが一発のタイムを出せるマシンに仕上がってきました。それを予選で改めて確認しましたし、ここまでレースシュミレーションもしっかりと行う事ができました。
今回はOTG Motor Sportsの走りを応援しに、OTG(大阪トヨペットグループ)の役員様や各店舗の店長様ら150名程のゲストが来られていたので絶対結果が欲しかったので本当に良かったです。僕はスタートしただけで自分のレースを終えましたが、ストラテジーを考えたり監督業も非常に楽しかったです。
チーム力の面に関しても確実に毎戦そのパフォーマンスを上げてきていますし、正直、スーパー耐久のチームでこれ程ストイックに戦略等を考えているチームはないのではないかというくらいにやっています。ドライバーのうるさいコメントにもしっかりと耳を貸してくれ、わがままな要望にも応えてくれる貪欲なチームだからこそ、これ程早くに優勝という結果が出たんだと思います。次戦は1時間のスプリントレースが2回といういつもとは違ったスーパー耐久が見れると思います。ここでもしっかりと結果を出しにいきたいと思います!

エイチワイ・マネージメント有限会社
HY Management Co.,Ltd.
info@hy-management.com



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